ダスタードにて

2018-08-21UO

「おれはお金稼ぎたいから、皮はあげるし、ダスタード行かない?」
ひょんなことから、とある戦士さんとダスタードに行くことになって。
つうか、先日も死んだばっかなんですよね。ダスタード。
やっぱそこでも死にました(笑)。今度はオスタードごとです。
うー、やっぱ弱いや僕のライナー。としくしくいじけてたら。
その戦士さんが言いました。
「君が生産をやっていたとき、他のみんなは魔法や剣術を磨いていた。
 だからみんな、君より強い。
 でも、みんなはその間生産をやっていなかったから、君のようにものをつくることはできないだろう。
 君の選択は間違っちゃいない。
 これだけは言える」
 戦士さんはとてもすごい人で。
 人間の何倍もの体力と腕力と魔法力を持つドラゴンに、単身切りかかり、何頭ものドラゴンをなぎ倒すほどに強い人だったの。普通ドラゴンと戦う時は、ペットに攻撃させたり扇動で同士討ちさせるのが一般的で、人間が一騎打ちするもんじゃないんだよね。だけど、その戦士さんは軽くやってのけてた。
 らいなも、あのひとみたく、つよくなりたいな。
そう思った。
戦士さんの言葉、すごく胸に響きました。
ありがとう。
次に逢う時までには、きっと強くなるからって。
約束した。
「大丈夫。
 その気持ちさえあれば、いくらでも強くなれる」

Posted by にこたま